口腔機能について
口腔機能の発達は食事や会話と
大きな関わりがあります
お口は「食べる」、「話す」、「表情を作る」など、私たちの生活に密接にかかわっています。小児期にうまく噛めない、飲み込めない、お口がポカンとあいているなどお口の機能に問題があると、生涯にわたりさまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。
当院ではお子様の口腔機能についてのご相談も承っております。お気軽にお問い合わせください。
口唇の力、舌の動き、歯並びは
相互に大きく影響し合います。
口唇、舌の不調和を改善することにより
バランスの取れたお口の環境を整えます 。
こんな場合はご相談ください
- 食べるのが遅い
- 噛まずに丸のみしている
- お口がポカンとあいている
- くちゃくちゃ食べ
- 滑舌が悪い
- 指しゃぶりがやめられない
- いびきが気になる
- 飲み物を飲むとむせる
口腔機能改善のメリット
むし歯や感染症を防ぐ
舌や口周りを鍛えることにより口呼吸が改善され、むし歯や歯周病のリスク低下、ドライマウスや口臭の改善につながります。
見た目の印象がよくなる
舌の位置などが整うことで、歯並びの悪化を防ぎます。さらに、口周りを鍛えることでリフトアップや表情がよくなるといった効果が得られます。
会話・食事を楽しめる
口腔機能が改善すると、会話が聞き取りやすくなったり、ストレスなく食事することができ、日常生活をより一層楽しむことができます。
口腔機能トレーニング
口腔筋機能療法(MFT)
口腔筋機能療法 myofunctional therapy (MFT)は、舌癖や指しゃぶり、口呼吸の習慣などの後天的な筋肉の不調和を、舌や口唇などの筋肉のトレーニングを通して整えていく療法です。
お子様の症状、年齢などにより様々な方法があります。少しでも気になることがあれば、ご相談ください。
検査方法
口唇閉鎖力測定
口唇を閉じる力を測定します。
閉鎖力が弱いと日常的にお口を開いた状態(お口ぽかん)になりやすくなります。
発音・構音検査
お子様に色々な言葉をおしゃべりしてもらい、癖や傾向を分析します。
それぞれに適したトレーニング方法をご提案します。
舌運動機能検査
舌の運動範囲や、発音・構音時および摂食・嚥下時の癖、特徴を分析します。
機能的な問題には適したトレーニング方法をご提案し、舌小帯が張っているなどの器質的な問題には舌小帯切除を行う場合があります。